今は発症していないけれど、将来的に発症するかもしれない。現状とは別の潜在的な〝リスク〟という観点からアプローチできるようになりました。その結果が、疾患の予防につながっていくわけです。私に言わせれば、「だ液検査をやらないで、どうやってリスクを評価したらいいのか?」という話です。「未来を予測しながら治療する」という、今までの歯科医院とは違う概念で治療ができる! これはすごい強みですよ。
もともと「口の中がキレイにならない限り治療はしない」ということを徹底していたところに、リスク診断が入ってプラスαになったような感覚でした。患者さまも受け入れやすかったのではないでしょうか。もちろん、人によっては「あそこは治療をしてくれない」と思うかもしれません。でも長い目で見ていけば、「あそこの歯科医院はリスクや未来の評価をしながら、しっかり治療してくれる。ちゃんとキレイにしてくれるよ」と受け止めてくれると思うんです。